遺品整理を家族だけで行う場合に注意しておきたいポイント

遺品整理を家族だけで行う場合に注意しておきたいポイント

 

離れて暮らす親族の突然の訃報を受け、急遽遺品整理をする必要に迫られてしまいました。

 

 

急な話ゆえに業者に依頼する十分な費用を確保できない、そのため親族だけで行うことになってしまいそうです。家族だけで遺品整理を行う場合の注意点を3つ挙げてみました。

 

 

遺品整理にまつわる家族トラブルで最もよくあるのが金銭が絡むケースです。作業をしていく中で思わぬ高額な財産や預貯金、また多額の借金が見つかる場合が意外とあるものです。

 

 

お金がかかると欲が出るのは人間であれば仕方がありません。しかし遺品整理の本来の目的は、故人の残した大切な財産を適切に管理、処分し供養することであり、決してお金儲けのためではありません。

 

 

財産分与や形見分けについては誰もができるだけ納得いくまで話し合い、法的に問題のないように処理しましょう。

 

 

もう一つ言えることは、自分たちで遺品整理をするためには事前の準備を十分にするということです。親族の中に遺品整理に手慣れた人がいるという家庭であればその心配はないかもしれませんが、実際にはそのような家庭はごくわずかです。

 

 

遺品整理の基本は物を仕分けし分類するところから始まります。その中で金銭的な価値のあるもの、リサイクルに出せるもの、そして処分するもの、大きく3つに分けていきます。

 

遺品整理を家族だけで行う場合に注意しておきたいポイント

 

財産相続の手続きや買取業者の手配、粗大ごみを捨てるなども全て自分たちで行います。そのために必要な道具はもちろん、故人の住んでいた地域のゴミ収集ルールを熟知している必要もあります。

 

 

そして最後に言える最も大切なことは、焦って無理をしないことです。自分たちだけで遺品整理を行う場合のメリットは費用がかからない点ですが、その代償として時間と労力がかかります。

 

 

実際に家族が亡くなった後で最も困ったことの第一位が遺品整理だったという調査結果もあるほどです。また親族同士の協力がより必要になってくることから、様々な気遣いをしあうようになります。

 

 

お金を取るか時間を取るかは各家庭の考え方がありますが、いずれにしても協力しあう姿勢が必要なのは変わりません。

 

 

費用節約のため、遺品整理を親族だけで行うには、欲を出さない、事前準備をする、話し合いを大切にすることです。遺品整理の作業をしているとき、遺族の心境は誰もが亡くなった家族を偲び、悲しみの中にいます。

 

 

そんな状況だからこそ、少しでも気持ちを共有し大切にしてきた物の数々を供養するのは、故人が最も安らかになれるのではないでしょうか。