資産価値のある物品が遺品整理で出てきた場合どうしたら良いの?

資産価値のある物品が遺品整理で出てきた場合どうしたら良いの?

 

遺品整理をしていく中で、多額の現金や骨とう品といった資産価値のあるものをふいに発見して驚くという話を聞きます。

 

 

嬉しい発見とも言えますが、金銭問題は親族間でトラブルに発展しやすい最大の要因にもなり得ます。財産として価値のあるものが出てきた場合の手続きや分割などについて、情報を収集しました。

 

 

資産価値を示す財産には大きくわけて、不動産と動産というものがあります。このうち、不動産といえば土地や建物など比較的分かりやすいものであるのに対して、動産は動かせる遺産つまり持ち運びができる財産、となります。

 

 

動産の中には現金や有価証券といった金銭的価値が定まったものと、骨とう品や収集アイテム、ブランド品といった価値が変動するものなど広義です。作業をしていく中で最も発見されやすい金目のものは動産です。

 

 

動産の中でよく見られるものについて、ここでは現金など価値の分かりやすいもの以外で紹介しましょう。その中でも、遺品整理で見つかる代表的な物が、高額な壺や花瓶、陶磁器といった骨とう品です。

 

 

これらの品物は一見高そうなのですが、実際には高値で売りつけられたレプリカというケースも少なくありません。また近年では、切手やおもちゃ、コインといったものを収集する、いわゆるコレクターズアイテムが出てくる事例も増えています。

 

資産価値のある物品が遺品整理で出てきた場合どうしたら良いの?

 

中には国内でもほとんど流通していない極めて貴重なものなどもありますが、興味のない人からすればその価値について今一つ理解しがたい場合もあります。

 

 

そしてブランド品も大変よく見つかるものの1つですが、流行や人気に左右されやすいため、最も価値変動が激しいです。

 

 

仕分け作業をしていく中でこのような動産に出会ったら、親族間での話し合いは不可欠です。その場合動産そのものがほしい、形見として置いておきたい、あるいは売却してしまいたいなど、思いは様々です。

 

 

現金化して等分する他にも、代償分割と言って動産を保管する人と相当の現金を分割する人に分けられる方法もあります。また買い取りをする際には業者の選定にも慎重になりましょう。

 

 

買取実績や費用、買取金額の相場などを確認し、できるだけ優良な業者に委ねるようにしたいところです。遺品整理での思わぬ発見によって、親族の人間関係に変化をもたらすことがあります。

 

 

金銭に関する問題はトラブルに発展しやすいため、特に慎重にならなければなりません。それを防ぐためにはじっくり話し合う機会をできるだけ多くもつことに他ならないでしょう。