遺品整理によって借金を抱えていることが分かった場合の対処法

遺品整理によって借金を抱えていることが分かった場合の対処法

 

しばらく会っていない親戚が突然亡くなり、遺品整理をすることになりました。そんなとき、実は故人が多額の借金を抱えていたことを初めて知り、さらに驚くというケースも後を絶ちません。

 

 

遺品整理によって負債が判明したときにはいったいどうしたらよいのかについて、調べたことをまとめてみました。

 

 

借金を作って亡くなった場合、その負債は自動的に相続人が受け継ぐことになっています。もし返済が不可能な場合は相続放棄の手続きをしなければいけませんが、ここで注意すべきことは、遺品整理をする前に必ず行うことです。

 

 

税法上、故人の残した遺品は財産と同等なものとされ、それを整理することは相続する意思があるとみなされます。

 

 

しかし、大家や近隣住民などから早急に片付けるように督促されるケースもあり、相続放棄の手続きを待っていては間に合わないという場合もあります。そんなときは、物件のクリーニングを最優先させ、市場価値のないものだけを処分するという手段もあります。

 

 

賃貸物件で孤独死した場合などでは、室内に悪臭や害虫が漂い苦情の原因になりますので、特殊清掃業者に依頼し早急に現状回復しなければなりません。

 

遺品整理によって借金を抱えていることが分かった場合の対処法

 

また清掃がすんだ後、止むをえず処分せざるを得ない場合には、処分品が金目のものではないことを証明できなければなりません。処分時の領収書を必ずとっておき、金銭的価値のあるものについては買い取り業者などを絶対に呼ばず、そのままにしておきます。

 

 

このように相続問題が絡むと大変複雑になり、ただでさえ親戚の死に落胆しているところに借金発覚で二重の精神的ダメージを受けています。そんなときは無理をしないで、専門知識をもった業者に依頼すると少しでも不安材料が減ります。

 

 

遺品整理の業者は専門の資格があるため、相続などについての知識もあり、複雑な事例に対処した実績もあります。出張や見積もりは無料、24時間365日対応している会社もあるのでできるだけ早く相談しましょう。

 

 

また費用がいかほどかかるかを知るためには見積もりを取るのは絶対で、出来れば複数の会社から取り十分に比較検討しましょう。

 

 

遺品整理に慣れているという人はおそらくそれほどいません。まして借金の発覚は寝耳に水、しかも遺品整理をすることで自動的に相続されるとは大変なことですね。

 

 

そのような事態を避けるためには知識を得ることももちろんですが、必要なところは業者の力を借り、無理をしないこともとても大切です。